ハイランダー症候群について調べたこと

【目次】
1.ハイランダー症候群とは
2.ハイランダー症候群は実在するのか
3.ハイランダー症候群の元ネタ
4.その他
5.最後に
 
1.ハイランダー症候群とは

ハイランダー症候群とは、ネット各所で存在を噂されている奇病です。
大きくまとめると

・老化しない(死亡時に急激な老化がある場合も)
・怪我や病気以外では死なない(ケースバイケース)
・非常に稀で、症例は10例くらいしかない

といった特徴がよく報告されています。まあ、これは主題とはあまり関係ないので、気になる方は適当なまとめサイトでもご覧ください

(参考)

【年をとらない奇病】ハイランダー症候群とは - オカルト*めらは


2.ハイランダー症候群は実在するのか


端的に言ってしまうと、実在しません。都市伝説です。
その根拠として、アカデミックな調べ方をなさった方がいらっしゃったのでご紹介します。

ハイランダー症候群とやらは実在するのか医学系データベースで探してみた


3.ハイランダー症候群の元ネタ


1986年公開のアメリカ映画に「ハイランダー 悪魔の戦士」(英:Highlanderというものがあります。

この映画には『首をはねられない限り永遠の時を生きる運命』にある不死者が登場します。

商業的にも成功したそうで、知名度もそこそこにあるのではないでしょうか。


以上の「名前」「設定」「知名度」「公開時期」の観点から、この映画がハイランダー症候群の元ネタであると考えられます。

ハイランダー 悪魔の戦士 - Wikipedia


4.その他


"ハイランダー症候群を発症した22歳の女性"というキャプションと共に貼られることの多い画像がこちらです

hairan



今回、こちらの画像の出典を探ってみることにしました。

その結果、どうやらこれは児童ポルノが出典のようです。


その辺りを解説しているサイトもあったのですが、韓国のサイトだったため、ハングルを読めない私には完璧に理解することが出来ませんでした。読める方がいらっしゃったら、ぜひご説明ください……

そちらのサイトには同じ少女の別の画像3枚と、解説と思われる韓国語の文章が一枚の画像として載っていました。

画像に書かれた文字を機械翻訳することすらできないため、サイトに書かれていた短いキャプションだけgoogle先生に聞いてみると、次のようなことを教えてくれました。


しかし、より重要なのは取締役陣と関連外国のサイトには、ハイランダー症候群という言葉自体なかったでしょ
高炉最初取締役会ディプウェプあるいは児童ポルノサイト発見した作者ハイランダー症候群というタイトルつけて、インターネット流布した落せ事実


まあ、何となくわかるような……

一応、そちらのサイトへのリンクを貼っておきますので、ハングルを読める方は内容をぜひ教えてください

(늙지 않는 병)의 진실 - 포모스

↑ポモツテ?というサイトの「不変の病気真実」というタイトルだそうです……



5.最後に


今回はハイランダー症候群の元ネタを調べるにあたって、その本質的な出典までさかのぼることが出来なかったのが残念でなりません。

調べていく過程で驚いたことは、日本語、韓国語ソースの情報の多さと英語ソースの情報の少なさです。

それも、日本語ソースの情報は大同小異の物であったのに対し、韓国語ソースの情報では(google翻訳を介してですが)いくつかの新奇性のあるものを得ることが出来ました。

そのことから、ひょっとするとハイランダー症候群は韓国発祥の都市伝説ではないか、という疑惑が湧いてきました。

また、ハイランダー症候群であるとのキャプションのついた画像にはしばしば某年某月某日とのタイムスタンプが押されていることがあり、こちらからのアプローチでも出典は探れるのかもしれません。

1-365choice

こちらの画像にもハイランダー症候群というキャプションが付いていましたが、ハングルが読めないために詳細不明です



以下は勝手な感想ですが、ハイランダー症候群という都市伝説はこの情報化社会にあって、非常に稀有な発展を遂げたものの一つだと思います。

都市伝説として、情報の複製を繰り返すことでソースへのアクセスが藁山の中で一本の針を探すように困難になり、また、症状などといった情報の少なさがそれに拍車をかけています。

その点で、ロズウェル事件やイエティ、ネッシーなどの、証拠に基づく西洋的都市伝説とは違い、口裂け女や人面犬のような、ぼんやりとした情報で個々人の中で物語を作らせ完結させる日本的都市伝説的な側面があると思います。



※追記(12月3日)

上に載せた、煙草を持っている幼女の名前は"sammy"だとかなんとか