また、Science ウェブサイトから。

元の記事はこちら⇒ Is your dog demented? New test may tell
          (あなたの犬は狂ってしまったのか?最新の研究により明らかになったこと)
 ※ ※ ※ ※ ※

 あなたが年老いた犬を飼っていたとして、その犬があなたを飼い主だと認識できなくなったり、あるいは夜に玄関をうろつきまわっていることがあったとしたら、その子はある種の「犬痴呆症」に罹っている可能性があります。

 科学者の推測によると、アメリカ合衆国の7歳以上の犬では3000万頭以上、そしてヨーロッパでは1500万頭以上が痴呆症を発症しているらしいのです。
 このCDS(認知機能障害)を発症した犬の割合は高く、11から12歳の犬では28パーセント、15から16歳の犬ではなんと68%もの発症率となっています。

 この病気は進行性のものであり、早期に発見するほど適切な処置を施せる可能性は高まります。

 獣医が病気を診断する時に利用する「症状の重篤度リスト」をより適切なものにするため、研究者たちは痴ほう症の兆候を示している8~16.5歳までの215頭の犬について研究を行いました。
 
 その成果はApplied Animal Behaviour Scienceという雑誌の最新号に載っています。

 研究者たちは犬の飼い主と症状(徘徊、ぼーっと何かを見つめる、命令への反応)や、犬たちが様々な相手(飼い主や他人、他の犬など)に対してどういった反応を示すのかについて話し合いました。

 彼らの研究により、この病気の進行は非常に早く、社交性や睡眠についての些細な問題に始まり、24パーセントの犬について発症からたった6カ月で着実な症状の進行が認められました。
 これは人の認知症の進行速度の5倍にもあたり、おそらくイヌの寿命が短いことが原因だろうと研究者たちは考えています。

 認知症の終期では、犬たちはかつて教わったことをすっかり忘れてしまい、しばしば自分がどこにいるのかもわからなくなっているようでした。
 新しい犬認知症チェックリストは、たとえ初期の状態であっても獣医が確実に認知症の兆候を見つけ出す助けになり、投薬や適切な治療を施すことができるようになるでしょう。