Twitterの方に挙げた、FGO 2部  Cosmos in the Lostbelt考察の説明を兼ねて。



【1.前提】
※私はクトゥルフ神話にあまり詳しくないため、間違っている点や補足などありましたら教えてください!!

 まず、2部のPVより、一部のロストベルトにおける舞台年代は公開されており、それに基づく舞台の考察は可能でした。
 それに基づき、1.5章でのフォーリナーというクラスの追加、並びに北斎クエストの内容から、2部はクトゥルフ神話を中心に物語が進むのではないかという仮定のもと推測した結果が今回のものとなります。
(※この推論だと、PV冒頭は「魔術王の名のもとにこの星の新生(神性)を言祝ぐる」って解釈もできますね


【2.本論】

※表はtweet時から微修正しています。
wiki2


 (1 獣国の皇女)

調べた限りでは、この章についてはよくわかりませんでした。
そのため、いくつか散発的な考察を述べるに留めさせてもらいます。

まず、序でも登場したアナスタシア(アナスタシア・ニコラエヴナ?)の存在が前提となってくる考察となります。
『アナスタシア』に関連するイベントで、かつ1570年に生じたものとしては、アナスタシア(アナスタシア・ロマノヴナ)の夫イヴァン雷帝の「ノヴゴロドの大虐殺」があるそうです。

(このイベントだけ他のものと比べると浮いてるような気がしなくもない……)
(※言峰=ラスプーチン説ってありましたね)


 (2 消えぬ炎の■■■)

まず、wikipedia大先生によると、BC1000はいくつか”それっぽい”イベントが起きています(ダビデ王の即位など)。
その中でも、小題や副題にも入ってくる「炎」に関連するものとすれば、この時期がゾロアスター教の開祖ザラスシュトラの活動時期に被ってくる点かと思います。

ここからは、ただのこじつけになるかもしれませんが、先述したように2章全体がクトゥルフ神話ベースになるのであれば、副題の『氷焔』を加味してアフーム=ザーがでてくるのかなと。


 (3 紅の月下美人)

No.2と同様に、No.3の舞台になる紀元前210年にも”それっぽい”イベントが複数あります。(ヘルドニアの戦い・始皇帝の巡業と死)
ただ、以前のカルデアエースで始皇帝に触れられたこと、真人を求めた始皇帝と副題の『真国』等から、始皇帝の方が有力ではないかと思います。

そして、始皇帝ベースでクトゥルフ要素を考えると、崑崙山が出てくるのではないかという考えに至りました。
で、崑崙から崑央(クル=ヤン)、そこからイグ……と思ったんですが、「クル=アン」に「崑央」の字をあてたのは赤松健の「崑央の女王」が初出みたいですね……改めて調べてて知りました。
とすると、この説はこじつけが過ぎますかね……

改めて、「紅の月下美人」という小題から考えると、月下美人の俗説「満月の夜にしか咲かない」ことから、満月の夜に解放されるロイガーが最適でしょうか。
姿形から言っても、太歳に似通っていますし、こちらの方が有力ですかね。


 (4 黒き最後の神)

まずは年代から。
ACBC表記が伏せられていることから、未来仏の可能性もあるかと考えましたが、時代が全く合いませんでした。
そこで、素直にBCで考えてみると、この時代の出来事で”それっぽい”のはムーかアトランチスくらいしかないんですね。
従って、この二つの内から伏字の長さを勘案して、こちらはムーではないかと考えました。
余談ではありますが、確かムーの思想だったかに輪廻転生があったはずなので、その点でも合致しているかと。(うろ覚えな知識ではありますが)

後は「ムー大陸 クトゥルフ」でググった結果ではありますが……
小題の「黒」というワードからシュブ=ニグラスが有力じゃないかなと。


 (5 神を打ち落とす日)


前述のとおり、年代と伏字長から舞台はアトランチスだと思います。
後は同上で「ムー大陸 クトゥルフ」でググってみて……
結局ダゴンだかガタノトーアだか他の神性だかわかりませんでした……
クトゥルフ神話に詳しい方、教えてください。


 (6 星の生まれる刻)


これはほとんど決め打ちで、アーサー王伝説とクトゥルフの接点を調べていきました。
その結果として、ダゴニットビャーキーの記事に行きつきました。
また、ここだけ登場するのが神性でないというのもおかしな話なので、そこからハスターに転じるのかなと。


 (7 ■■■■■■■■)


ヒントがなさすぎるため、十分な推測とは言えませんが、『樹海』という単語や、OPの背景を見る限り中南米の文明ではないかと考え、インカ帝国に行きつきました。
というのも、マチュピチュがクトゥルフ信仰のメッカとのことなので……

(※1/2 追記 OPを改めて見返すと、壁の感じからマヤ文明の方が近そうですね)


【3.雑感】

分かりやすく、信仰や文化の起点が特異点だかロストベルトだったらわかりやすかったんですが……私の検索力ではここまでの調査が関の山でした。
依然として、不明な点が多くありますが、今回はここまででご容赦願います。
(なんか、カルデアの所在地も狂気山脈っぽいですけど、だからどうしたって話でもありますよね)


余談ではありますが、序で登場した謎のキャラが電脳魔ラプラスでないかという説があります。
ここから色々考えて、『宇宙七つの謎』すなわち『我々は知らないし、知りえない』ことにも関連してくるのかなという根拠のない妄想をしたりしてます。